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あの日の涙、今日の涙。。。

 こんな年になるまで、ずっと泣き出すことを恥ずかしいことだと考えていましたが、最近、その考え方がずんぶんと変わってきました。まだ泣き出せるとは、ある意味で、幸せなことかもしれない、というふうに。

 留学へ来る前の夜に、派手とも言えるほど泣いちゃいました。泣いてはだめと思っても、涙がゼンゼン止まらなくて、体の中に、何か取り替えのつかないものが形をとってこぼれてくるように、感情の奔流が堰を切る勢いで溢れ出してきました。

 深くて、激しくて、あまり止めようのない感情でした。

 あの時、意識の表にいる自分が自覚していなくても、その裏にいるもう一人の自分がちゃんと感じていたのかもしれません。泣き出さないと、耐えられないということを。。。

 若さゆえの未熟と未練、甘さゆえの悔しみやつらさ。。。いろいろな喜怒哀楽が青春というものを築き上げていました。そのうち、泣くのがまだ特権のようなものでした。

 そして、22歳の秋に、あたしは、初めての一人暮らしを始めました。

 両親との電話を切って部屋中が余計さみしく感じる時、疲れきっている時、寒くて眠れない時、幸せそうな夢を見てた時。。。心の断片が目じりのところに溜まりに溜まって、思えば思うほど、その灼熱が水分を蒸発していく。

 なんの仕様もなかったのです。。。

 泣いても別にかまわない一人の小さい部屋で、涙が乾いてしまいました。かつての熱さと無力感だけがはっきりと残っていて、今日の分の涙を悲しみとともに、蒸発し続けていく。。。
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テーマ : 日々のつれづれ - ジャンル : 日記

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